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ダスキン導入事例

Whiz i導入で、フロア清掃効率化を実現

大阪・神戸と九州を結ぶ大型フェリー「さんふらわあ」に2023年、2隻の新造船が就航した。従来船に比べ約1.7倍、パブリックスペースでは4倍近くもフロア面積が拡大した真新しい船のデビューに、「清掃作業の効率化」は欠かせないテーマとして取り上げられ、新たなアイテムが導入されることに。その経緯や導入後の状況を、「商船三井さんふらわあ」の取締役 経営企画部長 渡邉恒徳様と、経営企画部 CSグループ グループリーダー 熊谷孝二様に伺った。

左:経営企画部 CSグループ グループリーダー 熊谷孝二様 中央:取締役 経営企画部長 渡邉恒徳様 右:ダスキン法人営業担当 須貝

業務用清掃ロボット導入で、作業の効率とレベルがアップ

2020年初頭から広がり始めた新型コロナウイルスの影響によって、大きな打撃を受けた長距離フェリー業界。しかし、感染状況が落ち着きを見せ、「さんふらわあ」にも旅客が戻ってきた中で、大阪~別府航路に待望の新造船2隻「くれない」「むらさき」が就航。リベンジ旅行ニーズを取り込む形で、ターミナルは活況を呈している。

「もともとこの新造船はコロナ前からのプロジェクトで、フロア面積が広がることはわかっていましたから、これまでの清掃の進め方では人員的にも間に合わないということで、対応を急いでいたんです。」(渡邉様)

取締役 経営企画部長 渡邉恒徳様

しかし、スペースの拡張に合わせて人員を確保しようにも、今は求人難。仮に集まったとしても、コスト的に非常に大きな負担となることは明らか。それなら…ということで、行きついたのが清掃ロボットの導入だった。

「デモで見たとき、『すごいな、これなら…』と思いました。お世話になっているメンテナンス会社にフロアが広くなることを相談し、清掃ロボットWhizの導入を検討していることを伝えると、『ぜひ入れてほしい』との回答があり、導入を決めました。」(渡邉様)
人員不足の切り札としては考えていたが、実力は未知数。しかし「入れてみると、よく働いてくれて。これまで人が行っていた掃除機がけはロボットに任せてしまっているので、その間は作業の人の手をベッドメイクや客室の清掃などにまわすことができています。仕上がりクオリティも高い。」(熊谷様)

1隻につき2台、計4台を導入しているが、これまで延べ3~4時間かかって行っていたフロア清掃が、Whizならたったの1時間で完了するという。

時間に余裕ができたことで、客室の清掃レベルも一段アップした印象があります。ホテルさんと同じように、客室の清掃を担当した者の氏名を書いたカードを置いているのですが、そのカードの裏側に『きれいにお掃除してくれてありがとう』というメッセージをいただくケースが、とくにWhizの導入以後結構増えてきまして。担当者の励みにもなりますし、この話を聞いたときは、Whizを入れた甲斐があったと実感しました。」(渡邉様)

さらに、時間的に大きく効率化できたことに加え、人員コストの削減にも役立っている。「たとえばこれまでが4人で1時間の作業だったら、4時間分のコストが削減できたじゃないかと。この人件費に加えて、人を雇う際にかかる交通費、福利厚生費とかを考えると、大きな効果があるなと思います。」(渡邉様)

床の汚れとりが楽に。便利なモップが美観維持に役立つ

新造船ではレストランをはじめリノリウム床のパブリックスペースが大きく増えたこともあり、その美観の維持も大きなテーマとなっていた。

経営企画部 CSグループ グループリーダー 熊谷孝二様

「これまでと同じように、水モップでの清掃を考えていたのですが、水を張ったバケツを上の階、下の階に持って移動しながら掃除するのは本当に大変で。結構高齢の方もいらっしゃるから何とかできないかと考えていたんです。そんなとき、ダスキンさんに紹介していただいた『汚れとり吸水モップ』を試してみたら、本当に使い勝手がいい。軽いし汚れはよく落とせるし、水洗いも要らない。スタッフの間でも評判がいいんですよ。」(熊谷様)

お掃除にあてる時間は停泊中に限られる。したがって、効率的に清掃することが求められるが、スタッフにかかる負担が大きく軽減されたことで、より効果的に人員を活用することができるようになったという。

「今は就航したところでキレイだからいいんですけど、そのうち年数が経ってくると汚れも目立ってきますから、それをキレイなまま維持したいんですよね。そのための道具として、このモップは大きな力発揮してくれるんじゃないかと思います。」(熊谷様)

清掃道具だけでない、プロのアドバイスも大きなメリット

「もともとダスキンさんとはお付き合いはなかったんです。このWhizを導入するまでは。清掃作業はメンテナンス会社、マットは他のレンタル会社、清掃機材は代理店、といった具合で、ときには業務用の掃除機を何台か急遽買い入れたり、そんな感じでどちらかといえば場当たり的な運用でした。」(渡邉様)

今回、Whizを導入するにあたって生まれたダスキンとの接点。導入サポ-トを受ける必要から密な関係となり、いまでは清掃全体の相談相手として認識するまでになってきたという。

「これまでのバラバラな状態を解消して、まずは窓口をまとめておきたいという考えがありました。また、ダスキンさんはお掃除のプロですので、その知見でお掃除の手順の見直しや効率化する方法についても相談できるのがありがたい。」(渡邉様)

より清掃現場の環境向上にコミットしてほしい、というのが本音のようだ。

「衛生面も美観も現場任せでなく、会社として一本筋を通しておかないと今後トラブルの原因になかねない。ダスキンさんとこういう形でお付き合いできるようになったので、マニュアルの作成やインスペクション、清掃後の監査と指導などもお願いしたいなと思っています。」(渡邉様)

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