ダスキン導入事例
人手不足に悩む現場の負担を緩和する心強い味方
京都府北部、丹後半島に位置する京丹後市。夏はマリンレジャー、冬はカニの味覚が堪能できる土地柄だけに、海岸線に点在する宿泊施設の多くがハイシーズンのスタッフ確保に頭を悩ませている。宿泊施設に欠かせない清掃作業を業務用清掃ロボットで補完、人材難を克服するという方法を選択された佳松苑支配人の吉岡加代美様にお話を伺った。
左:ダスキン丹後支店 右:温泉旅館 佳松苑 支配人 吉岡様
手抜きが許されないお掃除が従業員を圧迫、人手不足の元凶に
「人を雇用しても続かないし次の人材が入らない。それでもお客様はおいでになる…。この繰り返しで、スタッフの負担は大きくなる一方です」
働き方改革が進む中、スタッフにかかる負荷が抑えられる環境を作りながら、お客様の満足度を上げていくことが必要。吉岡支配人は、そのためにも従業員が気持ちよく働ける状況を目指すことが大切だとお考えになっていた。
「お客様商売ですので、何よりもお掃除に手を抜くことはできません。お客様がチェックアウトされてから、次のお客様がチェックインしてこられる限られた時間の中で作業していたんですけど、掃除機をかけるにしても、時間も労力もかかる。館内のお掃除に時間がかかる分、玄関まわりや庭のお手入れまで手が回らない。まずはこの従業員の負担を何とかしなきゃと…」
従業員の負担解消と、お客様満足度向上に、たどりついた「答え」。
「人手の問題は何としても解消していかないといけないけれど、清掃レベルは落とせない。そこで導入したのがお掃除ロボットでした」
接客など、人でなければこなせない業務ではなく、人に代わって対応できる範囲は機械にまかせ、人の作業を掃除以外に振り分けていく。それがロボット導入の目的だった。
「最初はもっと小型のロボット掃除機を入れていたのですが、それだとお部屋に迷い込んでしまったり、すき間に落ち込んで動かなくなってしまったこともあり、うまくいかなかった。それで、ダスキンさんから紹介された大型のものを試してみたんです」
実際に使ってみると、想像以上に使い出があることが実感できたという。
「これは当然といえばそうなんですが、お掃除にかかる人手が格段に減少しましたね。あと、よかったことは、コードレスで電源を抜き差しする必要がなく、移動範囲が非常に広いこと、そして長時間動かせること。うちは廊下が長いのでこれが非常に効率的というか」
つねに動いているという印象があるそうで、「人間だとこれまでお掃除できなかった時間帯でも、ロボットならお掃除できるし、今まで2日に1回しか掃除できなかったところが毎日できるようになりました」と、その効果にはご満足の様子だった。
使ってみて初めてわかる「ロボットならではのメリット」
「人が掃除をする状況は、お客様にマイナスイメージを与えるかもしれませんが、ロボットだと興味を持って見てくださいます。子どもたちだけではなく、年配の方も含めて『ロボットが掃除するなんてスゴイね』という感じで」
「それからもうひとつは、人の掃除とは違って、仕上がりにムラができないところもいいですね。夏は海水浴客が多く、どうしても砂が館内に上がってくるんですが、普通の掃除機ではなかなか取り切れないことも多い。それがロボットならコンスタントにたくさんの砂を取ってくれるんです」
気になるコストの面でも、通常の人件費を下回ることが明らかになっており、業務用清掃ロボットの導入はここまでのところ大きな成果を上げているといえそうだ。
「やっぱり安心感というのか、いつもキレイにするための提案をしてくださるダスキンさんだからという、そういう感覚がありますから、提案があったらついつい聞いてしまう」とおっしゃる吉岡支配人様。
「このロボットも、買取で導入すると設定もメンテナンスも自分たちでやらないといけないのでしょうけれど、レンタルならそういったことは全部おまかせできる。ダスキンさんが月に1度来てくれるという、その安心感は大きいですね」
担当店:ダスキン丹後支店